北マーレ環礁の南に位置する、カオリータ率いるモルディビアンスターズが得意とするポイントでもある。
見所はなんといっても、モルディブに来たなら必ず見て帰りたい、インド洋固有種のパウダーブルーサージョンフィッシュの群れ。

パウダーブルーサージョンフィッシュ自体は、タイなどでも見られるが、その群れを見られるのは、モルディブ以外でほぼ聞いたことがない。
と言っても広いダイビングポイントで、この群れを発見することは難しいように思えるが、長年の経験と知識で、ガイド陣達が、スノーケリングをしながら、見事にパウダーブルーサージョンフィッシュの群れを見つけてくれる。

水深約8mほどの海底で、パウダーブルーサージョンフィッシュは岩の表面につく藻類などを集団で食べながら泳いでいる。
彼らは皆で頭を下にして、無心で捕食を続け、その後、集団で別の場所に移動して、また同じように捕食を繰り返す。

そのどのタイミングでも、青い姿態に黄色いラインが鮮やかな彼らはとても絵になる。
捕食している時も絶好のシャッターチャンスだが、ラインのように1本の線となり中層を移動する姿もこれまた良い。

パウダーブルーサージョンフィッシュを見た後は、砂地に移動する。

砂紋が美しい白砂の広がりはそこに漂っているだけでも、十分に癒されるが、そこにタカサゴなどの群れが、交じるとこれまた美しい景色が展開する。

そして更に嬉しいことに砂地に点在する根は、クリーニングステーションになっていて、高確率でマンタが現れる。
何とも贅沢なポイントである。

×