個人的には、とても好みのポイントで、2つの大きな要素で構成される。

まず、水深25mほどの海底に鎮座する大型の船。
ダイビングのポイントして沈められた船で、その目的をしっかりと果たしている。

船には、サンゴやヤギなど群生して、クダゴンベやミナミハコフグなど、人気の魚種も多く見かけ、クリーニングをするエビなどもいる。

船体の壁は、見事にカラフルなカイメンなどに覆われて、フォト派ダイバーにとって見事なキャンパスに仕上がっている。
そこでは、ベニハゼなども見受けられる。実は絶好のフォトポイントでもある。

そして、隣接する根もこれまた素晴らしい。
根の上には、青く丸いイソギンチャクが多く群生して、そこにクマノミたちが暮らしている。
そして、それを覆うようにキンギョハナダイなどが群れているので、一見して、竜宮城を連想させるような景色が続いている。

そして、青いイソギンチャクがひらひらしながら、その上にカラフルなお魚たちが自由に泳ぐ。
シーズンによっては、そこにスカシテンジクダイなどの群れが、さらにきらびやかを演出する。

なんとも贅沢なポイントである。

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