アリ環礁南部の中でも、定番のポイント。
海底に大きく聳えるラウンド状の根で、その周辺海域の魚群の拠り所になっているために魚影が濃い。
根の全体を覆うようにヨスジフエダイやヒメフエダイが群れ、浅瀬の根には、無数のキンギョハナダイが群れる。
潮の当たり具合で潜り方も変化するが、常に魚群が近くにあるダイビングスタイルとなる。地形的にも興味深く、大きなアーチや冒険心を煽られるオーバーハングなどもある。<
時間帯によっては、クマザサハナムロが大きな群れを作り、カスミアジの編隊が襲いかかるシーンが見られることも。
今回は2匹のマダラトビエイの子供に出会えた。
2匹とも、30㎝大の大きさで、警戒心が薄く、接近することを許してくれた(モルディブで会うマダラトビエイの子供は、多くの場合、近づくことができる)。
黄色い大河のような流れる黄色いお魚の群れをゆっくりと泳いでいく。
クダラティラは、安定の魚影の濃さで楽しませてくれるが、同時にこのようなスペシャルなプレゼントもよく用意してくれる素敵なポイントである。