このポイントもやはり、アリ環礁に訪れたなら外せない素晴らしいポイント。
潮当たりの良い場所では、常に様々な魚群に会える。
ムレハタタテダイの群れは、ひらひらと舞い、まるで海中のシャンデリアのような趣がある。
そして、カスミアジなどの捕食シーンに出会うと、海中に怒号を響かせるようにクマザサハナムロの大量の群れが、海中で四方に弾けとぶ。
ツバメウオも主役や脇役をこなす。
このポイントの根の先端で待っていると、捕食を狙う、またはクリーニングを受けるメジロザメの回遊に気がつく。
静かに海中で待っていると手の届くような距離で彼らに会える。
特に彼らは似たようなパターンで旋回を繰り返すので、そのリズムに合えば、他のポイントよりもより近い距離でサメたちに会えるのは、正直心踊る。
そして、大きな根を覆うようにベンガルスナッパーが群れる。
それはヨスジフエダイに似るが、少し小ぶりで、ヨスジフエダイよりも少し明るめ黄色が特徴。
彼らは、海中に川のように群れ、誰が接近して素敵な写真が撮れる絶好の被写体となってくれる。
そして、忘れていけないのがタイマイ。
根の上で常に捕食しながら、うろうろとしている。
彼らが捕食に夢中の時は、どれだけ接近しても意に介せずで、大胆に接近して撮影できるのもこのポイントの大きな特徴の一つである。